ちょっと一息〜健康コラム
ちょっと一息〜健康コラム
文書作成日:2019/04/05


 「超加工食品」という言葉をご存知でしょうか。加工食品の中でも、さらに加工度の高い食品を指しているもので、その摂取量が多いほど、健康とはほど遠い食生活になると考えられています。今回は、超加工食品とのつきあい方について取り上げました。




 超加工食品とは、一般的に「砂糖、塩、油脂を多く含み、保存料などが添加されている日持ちの長い食品」のことをいいます。具体的には、次のような食品です。

<主な超加工食品>
 ・大量生産されたパン類
 ・甘いまたは塩味のスナック菓子類
 ・炭酸飲料・果糖飲料
 ・ハム、ナゲット、ミートボールなどの肉加工品類
 ・即席麺やスープ類
 ・冷凍食品、常温保存可能な加工食品類

 これらは、どのご家庭にも当たり前にある食品ではないでしょうか。超加工食品は、日持ちの良さや美味しさを守るために、高カロリーでさまざまな添加物を含み、逆に食物繊維やビタミンの含有量が少ないものばかり。そのため、ガンになるリスクが高まるという報告もあります。




 フランスの研究チームが、フランス在住の10万5000人を対象に5年間の追跡調査をしたところ、性別や年齢、運動量に関わらず超加工食品の摂取によるガンのリスク上昇が認められたといいます。一方、アメリカの医学誌では、アメリカ人は大量の超加工食品を摂取しており、食事の全カロリーの半分以上(58%)を占めているとの発表がありました。ガンだけでなく、肥満や糖尿病などの原因にもなり、アメリカでは2型糖尿病の有病率は国民の10%近くに上ります。超加工食品は、安価で糖分や塩分、脂肪分も多いため、食べた時の満足度も高く、保存期間も長いことから多くの人に受入れられています。しかし、便利な一方で、食べ続ける危険性があることも把握しておく必要があります。




 超加工食品が健康に良くないからと、今の食生活からすべて取り除くのは、難しいものです。ただ、食品を選ぶ時に「もっと加工度の低い食品に置き換えられないか」と、一つずつ吟味して買うことが大切になってきます。

<加工度の低い食品への置き換え例>
 ・大量生産のパン
   → パン屋さんの手作りパン
 ・甘いまたは塩味のスナック菓子類
   → 無添加のお菓子、またはフルーツ
 ・炭酸飲料・果糖飲料
   → 甘くない炭酸水、果物100%ジュース、お茶
 ・ハム、ナゲットなど
   → 精肉(または鳥ハムなどを手作り)
 ・即席麺
   → 乾麺類(添加物が少ない)
 ・冷凍食品
   → 旬の食材を茹でで冷凍

 すべてを手作りで揃えようとすると大変です。ただ、食品を買う場合は、できる範囲で原形に近いものを選ぶようにしましょう。面倒でも食品の裏面表示は必ず見て、どんな材料で作られているか、ご確認を。特に年配の方が好む市販のお漬物、つくだ煮などには、多くの添加物が含まれていることが多いので注意が必要です。お漬物なら、旬の野菜を昆布、塩、酢、お醤油などで漬け込むだけでも簡単にでき、安上がりです。

 体は食べたものでできている。その言葉通り「今、自分が口にしているものの正体とは何なのか」、その時々で考えるクセをつけたいものですね。

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